7月14日(日)


百名山その67 幌尻岳


幌尻小屋4:00→命の水5:25→7:20幌尻岳8:15→8:30肩8:35→9:00幌尻岳9:10→

命の水10:10→11:00幌尻小屋12:00→取水施設13:55→15:55第1ゲート16:30→17:30とよぬか山荘

CT登り4:10(幌尻小屋→幌尻岳) 下り7:20(幌尻岳→第1ゲート)

 2時15分起床。まだ誰も起きていないので静かに動き出す。外に出ると気温12℃で肌寒い。外のテーブルで飯食ってたらだんだんみんなが起き出した。
 今日の行程はCTで11時間30分。第1ゲートからのバス発車時刻は17時。休憩時間を入れて逆算すると3:30出発となる。が、1番に出るのは恐いので何名か出発するのを待ち4時出発。
小屋裏から展望のきかないつまらない急登だったが1時間ほど歩くとだんだん開けてきた。
北戸蔦別岳方面の展望が開けてきた。
お花を楽しみながら進むと命の泉。水は小屋で十分補給済み。泉までは登山道を外れ下らなければならないのでパス。
きのう遡上してきた谷が一望できるようになってきた。
写真じゃわかりにくいけど遙か遠くに長い稜線が見える。
 ズームするとうっすら見える。この時はトムラウシから十勝岳へと続く恐怖の稜線と思いこんでいたが後に芦別岳だと地元の方に教わる。
北カールの縁に出た。幌尻岳をロックオン。
南側の尾根から反時計回りで山頂へ向かう。
しかしこの稜線の花のすごい事。去年の大雪山もすごいがこっちも大漁(^^;)
北カールを半周回り込むと戸蔦別岳が左手に並ぶ。
南側を見下ろすと幌尻湖。
ダムからのコース合流。よし、山頂までもうすぐ。
百名山ハンター憧れの山、幌尻岳。完了!
幌尻小屋方面。
戸蔦別岳方面。
東カール方面。
南方面。
 福岡大学ワンダーフォーゲル部がヒグマに襲われた恐怖の山、カムイエクウチカウシ山が見える。出発の直前にアンビリバボーでこの事件の放送があった。何とも緊張感を持たせてくれて、ありがたいタイミングだった。
 山頂で7時のランチをとる。天気良くて最高の気分。ビールを発砲スチロールの箱で冷やしながら持ち上げたおじさんパーティーから梅酒水割りのお裾分けを頂く。一息つくと昨日、小屋で会ったおじさんの言葉を思い出す。七ッ沼カール、岳人あこがれの景色。カールが見える肩の地点までCTで往復1時間40分。CTどーりに下ると帰りのバスの時刻は間に合わなくなるけど・・・多分、もう二度と来られない。後悔したくない。行ってみよう!!山頂から見えたピークへ向けて下ると山頂から先行してカールを見に行った人とすれ違う。もう1こ先のピークまで行かないと見えないよ。って教えてもらい。
よっしゃ、空身だから何とかなるさ!と、もう1つ先のピーク、山地図で「肩」と表記されてる地点へ駆け下りる。
すると眼前に広がる戸蔦別岳の麓に広がる七ッ沼カール。美しい。やはり来て良かった(>_<)
写真・動画を撮って景色を堪能。さて、戻ろう。まずは手前のピークを目指す。
山頂からとは違った角度で幌尻岳東カールがよく見える。
これから半周巻いて下る下山ルートの稜線が北カールの対岸に見える。
ピークを1つ越えると幌尻岳山頂が見える。
山頂帰着。CT1:40の所45分で戻ってきた。やっぱ空身だと早いわ。
さて、幌尻岳を十分に堪能したところで下る。
ダム湖の向こうにイドンナップ岳。
カール半周して尾根の下りに入る。
 休憩なしで2時間弱で小屋まで下りる。CTは2:50。余裕見過ぎでしょ。予約してあるバスが17時第1ゲート発。あわよくば、その前のバスに乗れれば下山後、今日の行程が楽になるなと思い、途中から急いで下りた。しかし、小屋で確認するとその前のバスは11時半発。こりゃ無理だ。
小屋に預けていた荷物を回収し休憩。ゆっくり靴を履き換え渡河装備換装完了。
さあ、楽しい沢歩きの開始だ。
 今日は一番深いトコで膝あたりまでの水深。昨日登ってくる時は、太ももあたりまで濡れたので水位が変わったのか、はたまた慣れて上手に歩けるようになったのか。
 渡河地点にこのような棒がおいてあり不思議だった。渡河地点を選びながら慎重に歩いていると、気配も無くおじさんが後ろに着いていてびっくり。ぎゃあ!!とびっくりして声をあげてしまう。スッと抜かされる。その人は長靴。
管理人関係者らしいその人は、器用に棒を使い沢を渡っていく。そうか、そのためにあったんだ。
地図記載どーり、きっちり15回渡河を繰り返す。
ここで登山靴に履き替える。沢靴を履いたおかげで難なく沢を渡れた。貸してくれた山ちゃん先生に感謝。
再度、右岸を進む。
取水施設を通過。林道歩きに飽きてきた頃、帯広のおじさんと一緒に歩く事になる。話し相手がいるのって楽しい。
林道から右下に下れば第1ゲート駐車場。
 すでにバスは到着していた。16時過ぎに予約者は全員そろったので出発しそうになる。しかし、ここで本日急遽乗ることになった客が来る事になったみたいで待つ。どうやら、下山後小屋に一泊する予定が早く下りられたので、ここまで下ってくることになった人たちがいるらしい。待ってるとやってきた。しかし、予約者じゃないので席が十分に確保されてなく運転手横の台に座る事になった関西圏のおばさん。「何で3,500円も払ってこんなトコに座らされるの!!戻ったら会社にクレーム付けてやる!!」とすごい剣幕で怒ってる。そんなの予約してないんだからしょうがないじゃん。関西のおばさんは下品でイヤね(^^;)なーんて思ってると、追加のバスが現れ、おばさんばそちらに移り、車内は平和を取り戻す。
 それでも予定より30分早くバスは出発。とよぬか山荘でレンタカーに乗り換え17:40に出発。日高自動車道ぶっ飛ばし、千歳空港そば、19時まで営業のGSにギリギリで滑り込み10L給油。往復200kmだったのでこんなもんだろうが、最近の車は燃費が良いねぇ。新千歳空港駅までレンタカー屋に送ってもらい、明日からの列車移動に備え釧路往復切符17,970円分購入し千歳駅前のホテルへ。
 下山祝いにお寿司でも食べよう(^_^)と思っていたが時間が遅く、駅前のラーメン屋へ。でも、ここが以外と美味しかった。



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