2014/7/25 更新

7月21日(月)


百名山 その91〜94 荒川岳・赤石岳・聖岳・光岳(敗退)


三伏峠小屋5:50→烏帽子岳6:40→7:30前小河内岳7:45→小河内岳8:30→10:20瀬戸沢ノ頭11:10→小河内岳13:00→13:05小河内岳避難小屋

CT:6:00

山ガール率:0%  ダメージ率:70% 装備:D+

今日は荒川小屋まで行く予定。遠いので4時に出ようと2時にタイマーをセットしておいたが、二度寝してしまい3:50起床。出発は5:50。2時間で準備出来た(*^_^*)
昨年はここを左へ進み塩見岳へ登った。今日は右へ進む。
左に下ると水場。縦走路はここを右へ登る。塩見岳への道は登山者が多いがここから先はグッと減るだろう。恐いの半分、静かでいいの半分。
両側はお花畑。ここから未踏の登山道。膝の不安があるのでとにかくゆっくり、ストックを使って進む。
お花畑を登りあげると稜線に出た。
遠くに大きな山が見える。と、思ったら、これから通過する小河内岳だった。
まずは烏帽子岳。
途中から三伏峠を振り返る。峠の南斜面は崩壊してる。
烏帽子岳山頂が見えた。
山頂から塩見岳が見える。
これから進む小河内岳までの縦走路。
前小河内岳。ここで三伏峠から散歩に来てた2人組と会った。ここから先は人の気配がしない。
2人に挨拶をしてガスに包まれた縦走路を行く。
淡々と進み小河内岳直下、避難小屋分岐。左が小屋、直進が山頂。
小河内岳山頂。
山頂から稜線が続いているが登山道は右へ曲がる。石が積まれて道を示している。間違えやすいので気をつけて。
山頂から下る。昭文社地図にある高低差200m。ちょっと膝にきた。
樹林帯に入るとなだらかな道。
昨日の雨が道脇の葉についててザックが濡れる。そうか。雨が降ってないのにザックカバーを着けるのってそういう意味があったのか。
たまに対向者がやってくる。多少なりとも人がいるので安心。
しかし、熊がいそうな雰囲気がプンプンする。10時過ぎた辺りから急に腹が減ってくる。
 大日影山からの下りで、ついに左膝に激痛が走る。左足をまっすぐに着地させることが出来ない。だめだ、これじゃとても光岳まで縦走なんで出来ない。あきらめるしか無い状況なのに、まだ何とか進む方法は無いだろうかと考える自分がいる。そう何度もこの縦走を行うチャンスが得られる事はない。せっかくここまできたのに・・・無念なり。失意の中でも腹は減るので、ラーメン食べて、撤退するいい訳をいろいろ探し、自分を納得させようとする。集中を欠いてラーメンを煮こぼしてしまい、左親指に軽い火傷を負ったり。あーこーやって冷静さと判断力を失って人は遭難するんだなぁ。ここから先、エスケープルートがあるけれど、どれも険しい道のり。簡単に下界に下りることは出来ない。無理して進んで、万が一ヘリコプター呼ぶ事になったら末代までの恥だなぁ。帰ろう・・・(涙)
すぐそこに板屋岳が見える。ただの通過点の1つにしか過ぎなかった小さいその山が、とてつもなく遠くに感じた。
この引き返し地点を絶対に忘れない。大日影山を登り返す。
小河内岳に登り返す途中、左手下方に鳥倉林道が見えた。
200mの高低差を登りあげる。
小河内岳山頂から避難小屋が見えた。
 時間的には三伏峠まで行けない事も無いが、今日は避難小屋泊まりとしよう。素泊まり5,500円。昨夜の雨で濡れたテントを小屋裏に干す。小屋には管理人のおじさんとおばさんがいる。少しでもザックを軽くするために持ち込んだα米を小屋に寄付する。この小屋は東海フォレスト管理らしい。東海フォレストの土地を県が借り上げ小屋を建てて管理を東海フォレストに委託しているらしい。何とも複雑。見た目はイマイチだったが中はきれいな小屋。
ビール600円を買って山頂で飲む。前方に見えるのは今日行くはずだった荒川岳。いつかきっとあの頂に立ってやる!!
烏帽子岳方向。全周囲を山に囲まれすごい景色に包まれている。稜線小屋は、水がないけど景色は最高。これだから山はやめられない。
今日の客は全部で4人。内1人は常連っぽい人。その人が持ち上げたであろうおみやげの野菜で特別にフライが振る舞われた。みんなで酒のんで19時消灯。



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