百名山 登りつぶし その13・14 立山(大汝山)・剣岳
8月29日(月)
剣山荘4:00→一服剱4:30→5:20前剱5:45→7:00剣岳7:45→前剱9:18→
10:05一服剱10:20→10:40剣山荘11:50→13:00剱御前小舎13:30→14:40雷鳥沢ヒュッテ
今日は剱岳をピストンし室堂へ下る。3時に起床。すでに周囲ではゴソゴソと出発準備をしている人多数。着替えやピストンに必要無い物を小屋にデポってヘッドライトを装着し出動。ヘッドライト徒歩初挑戦。 |
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前方には多数のライトが輝く。中高年ツアーグループが前方にいて渋滞発生。歩き出して20分もしないうちに休憩を取ってくれたのでパスして進む。ちょっと邪魔に感じるが暗闇の登山、逆にいてくれなかったら恐かったかも。 | |
一服剱到着。先程に団体に追いつかれると面倒なので休憩取らずに前剱へ進む。暗闇にぼんやりと浮かぶ前剱。巨大な黒い塊に恐怖を覚える。 | |
前剱到着。到着ちょっと前に日の出迎えたらしい。おしかった。 | |
ここで朝食のおにぎり(セブンイレブン賞味期限切れ)を2コ食べる。剱岳が見えた。 | |
前剱岳から先は常に剱岳を見ながらなので方向的には安心。 | |
幅30cm程度の橋を恐る恐る渡る。 | |
橋を渡りすぐ鎖場。 | |
天気良し、無風。最高のコンディションo(*^^*)o | |
そしてついに「カニのたてばい」に取り付いた。 | |
恐怖心に打ち勝つべくノンストップで「カニのたてばい」をよじ登る。三点支持で一歩一歩確実に進む。以前、まだ山に興味の無かった頃、偶然このシーンをネットで見た時は恐ろやと思っていた。でもここに来るなんて思ってなかったから他人事だったけど、その場所へとやって来てしまった。結論、危険を理解した上で落ち着いて進めば問題無い事が解る。 | |
登り切るとホッと一安心。 | |
早月尾根の分岐点。 | |
早月尾根を見下ろす。昨日、ここで1名死亡、2名重体の事故が起こったらしい。室堂駅に張り出されていた掲示板には毎週滑落事故で死亡者が出ていた。今になって思うとなぜあのような掲示があるのか不思議だ。 |
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山頂が見えてきた。 | |
7時ジャスト、剣山荘から3時間で到着。 | |
山頂はガレてるが結構広い。 | |
今日進んできた剱沢方向を見る。 | |
周囲360度すばらしい景色が広がる。こんな素敵な場所に来る事が出来た余韻にしばし浸る。 | |
DVDで「剱岳点の記」を観てきただけに、この三角点の重みを知る。 | |
その映画の中で使われた「銅錫杖頭」発見のシーンに使われたのではなかろうかと思われる山頂の箇所。 | |
絶景を堪能して後ろ髪を引かれる思いで到着から45分で下山開始。 | |
下り専用の「かにのたてばい」 | |
足場が見えない箇所が恐怖。 | |
垂直のハシゴを下る。 | |
かなり危険な下り。今日も沢山の中高年登山者がいたが、その年でよく来られたものである。はたして自分がその年になった時に来られるかどうか。死者が出るのも納得してしまう危険度である。 | |
たてばいを下り帰路を望む。往路に通過したけどよく来られたもんだ。 | |
山頂を振り返ると山頂を目差す人々でよこばいは混雑している。 | |
山頂へ至るまでにこんな箇所が普通にあったりする。 | |
前剱まで戻ってきた。剱沢から別山乗越の景色に圧倒される。 | |
一服剱でひと休みし前剱を振り返る。なんと巨大な山体。朝は暗くて見えなかったから良かったけど、こうして見ると・・・見えなくて良かった。 | |
そして目の前に広がる剱沢。剣岳よりこちらの景色に感動して見とれてしまう。 | |
剣山荘帰着。 | |
置いていった荷物をピックアップする。 | |
昨夜泊まった二段ベット上段はキレイに片づけられていた。 | |
朝食用に用意してもらった弁当をランチとして食べて荷物を整理し室堂へ向け出発。出来たばかりの山荘はとてもキレイで快適だった。そうそう、トイレは水洗式だった。 | |
剱御前を経由するコースも考えたが結局巻道で剱御前小屋へ向かう。 | |
もうここまで来ればあとは余力で進めば良いので気楽。 | |
剱御前小屋着で休憩。ここで剱御前が崩落により通行止めだった事を知る。巻道を選択して正解。ラッキー(^_^) | |
剱岳はガスってすでにその姿を見ることは出来なかった。 | |
休憩後、雷鳥平へと下るが何も見えない。 | |
室堂までの下りはとにかくガレていて足場が悪い。景色は良いが淡々と下る。 | |
本日の投宿地、雷鳥沢ヒュッテ到着。 | |
露天風呂の温泉につかりながら立山を見る。至極の瞬間。 | |
生ビールを飲み絶句。たまらない(≧∇≦)夕食後ウイスキーを飲む。下界のホテルとして考えればただの古い旅館だが山小屋として考えれば極上の宿、隣の人を気にせず寝られる快適な宿でぐっすりと眠る事が出来た。 |