百名山 登りつぶし その1 武尊山


10月6日(水)

川場野営場8:00→不動岳分岐8:23→OGUNAほたかスキー場分岐9:44→前武尊10:39→川場剣ヶ峰北峰10:57→

家ノ串山11:25→武尊牧場コース分岐11:55→12:23武尊山(ランチ)13:07→武尊牧場コース分岐13:30→家ノ串山13:57→

川場剣ヶ峰北峰14:27→前武尊14:55→OGUNAほたかスキー場分岐16:13→不動岳コース分岐17:42→18:08川場野営場駐車場


 沼田市街地から武尊を眺めると雲がかかっていて不安だったが、川場野営場に着くと快晴。これは嬉しい。県道からここまでは未舗装砂利道。路面上に水切りがあってかなりのでこぼこ道。セダンタイプの車で来たもので腹を擦るのでは無いかとヒヤヒヤしたがボタン1つで車高の上がる装置が付いてる事に気付きポチッと。使うのは最初で最後であろう装備の活躍により無事到着。広い駐車場にはジムニーが1台駐まっているだけだった。
距離的には大したことないが初心者にこの高低差はきつそう。
大きな広場があり途中迷ったが勾配も大したことなく不動岳分岐通過。
 不動岳分岐からここ、オグナ武尊スキー場までの勾配のとにかく急な事。なまった体が悲鳴をあげ、汗も吹き出す!何度か休みながら到着。この辺りで左膝が痛み出す。
スキー場分岐から少し上がるとリフトが見えゲレンデが右手に広がる。
粘土質の登山道は急勾配。ロープを使いつつ前武尊到着。
 前武尊でひと休みして進む。すると鋭く尖った川場剣ヶ峰が目の前に現れる。コレを登るのかと焦ったが麓を大きく半周。
 すると川場剣ヶ峰北峰到着。剣ヶ峰半周は笹が生い茂って足場が滑りとても歩きづらかった。
 北峯から家の串まではさっきとは逆の南面を迂回し家の串到着。稜線を歩いていてふと足下を見下ろすともの凄い崖っぷちだったりしてちょっとビビる。この区間で今日初めて人とすれ違う。駐車場に駐まってたジムニーの人かなぁ。
多分あの一番奥の山が武尊山だろう。まだまだ距離ありそうだ。
 普通に歩いていただけでは到底登れないような登山道を木にしがみつつ笹の茎を掴みながら武尊牧場スキー場分岐到着。
そこから少し進むとこのようなわき水発見。遠慮無くガブガブ頂く。
少し下ったトコにある小さな水たまりは「鳳の池」っちゅーらしい。
池から一気に最後の登りで山頂到着か!?と思ったがもちっと先らしい。
 そして山頂到着。到着時は誰もおらず静かだったが、少しすると人が集まりだし、単行のおじさん、兄さん各1人。大学生グループと思われる4人組がやってきた。この時期、日の入りは早い。遅くとも17時までには車に戻りたい。登りで4時間30分。下りの方が早いだろうから4時間とみて昼飯を全力で摂り13時過ぎに下山開始。到着した時は晴れていたが食事中にだんだんガスってきて、歩き出す頃は小雨が降り出す状況になってきた。
 視界は悪く雨が降り出す。オマケに登りの時不安に感じていた左膝が本格的に痛み出した。半歩づつしか足を前に出すことが出来ない。後ろからきた若い男性登山者にひょいと抜かされ数十秒後には視界から消える程のスピード差。実力の差をまざまざと見せつけられ凹む。ヤバイ、これは非常にマズイ。明るいうちに駐車場へたどり着けないカモ。
 前武尊まで左膝をかばいつつ何とか到着したが、今度はそのしわ寄せで右膝まで痛くなって来た。雨は本格的に降りだしたが持参した合羽を装着し何とかしのぐ。両足ともマトモに動かなくなったが、木の枝を2本見つけそれを両手で杖代わりにして進む。
 オグナ武尊スキー場分岐からの下りで足の痛みが限界を超える。動けない。しかし、何としてでも車まで辿り着かなければ。ここで良いことに気付く。後ろ向きに進むと痛みが多少楽になる。粘土質の急な下りを新技で進むが何せ後ろ向きは遅い・・・途中で深い森は闇に包まれる。恐い(≧∇≦)しかし!非常時に備え持ってきたLEDライトが火を噴く!!コレが無ければ何も見えず本当にやばかった。ライトを口にくわえ、両手で杖をつきながら満身創痍で車へ到着。車の運転は何とか出来たが家に着くと膝が全く役に立たず庭に座り込んで動けなくなってしまう有様であった。



トップ へもどる

inserted by FC2 system