百名山 登りつぶし その24 八ヶ岳(赤岳) 県界尾根


10月24日(月)


サンメドウズ清里スキー場脇駐車場7:05→登山道入口7:35→小天狗8:30→9:20大天狗9:30→10:50赤岳11:00→

11:05赤岳北峯12:00→赤岳天望荘12:30→大天狗13:30→小天狗14:10→登山道入口14:50→15:15駐車場


 前週末22・23日に瑞牆山、金峰山に登ろうとしたが残念ながら雨。清里でペンションを確保してから萌木の村でビール飲んだり八ヶ岳アウトレットで買い物したりサントリー白州蒸留所でウイスキーを楽しんだりしてそれなりに楽しむ。土日はそれで終わってしまったが今回は珍しく予備日を取ってあった。このまま帰るのもシャクなので帰りがけに八ヶ岳に登ろうと急遽思いつく。思いつきなので地図を持ってこなかった。清里に本屋はなく地図を入手出来ない。どうしようと考えた挙げ句、道の駅こぶちざわにある観光案内所に行きそこで簡易的な山地図を入手(^_^)ここには温泉もトイレも洗面所もある。食料は近くのコンビニで調達出来る。車というテントの中、道の駅駐車場でシュラフに包まれて安心して就寝する。
 翌日、赤岳をめざしてスキー場脇駐車場へやってきた。ここから県界尾根を経て山頂へ向かう。
 駐車場には3台の車が停まっていた。そこから少し進むとしっかり案内が出ていた。
砂防ダムを横目に緩やかな登山道を進むと登山口に取り付く。
ちょいと登り上げて小天狗。
視界が悪い。今日もダメか。
と、思っていると急にガスが取れ好天となり大天狗着。
大天狗からは赤岳山頂小屋が見える。横岳もその右手に見えて気分上々。
岩場をちょこっと鎖で進む。この先はハシゴで直登。
その先も素手で登れるけど念のために鎖が着いてる。
赤岳天望荘へ向かう分岐を見送り山頂へ向かいハシゴを登る。
 小さなカーブの先でいきなり巨大な黒い生物が。うぉ〜!!ってビビったがとりあえずカメラをだしてゆっくり撮影する。お互いに害を加えない事が解ったが見つめ合ったまま逃げようとしない。このままじゃ先に進めないので、ゴメンよ!ちょいと通らしてもらって良いかい(・ ・)?って感じで接すると斜面を下って道をよけてくれた。
登り切ると赤岳山頂小屋の脇に出る。赤岳山頂はすぐそこだ。
 百名山24座目の赤岳到着。ガスっており景色も楽しめないので写真を撮って引き返す。
 赤岳北峯に戻りランチの準備をしていると山頂小屋の人が近寄ってきた。「ヘリがもうすぐ来るので小屋の中に待避して下さい」
 ありがたい。外は風が強く寒いが小屋の玄関を使わせてもらいストーブが焚かれている快適な空間でおにぎりを食べる。
 食べ終わってもまだヘリは来ない。小屋の人は誘導の為か外でヘリが来るのをずっと待っていた。
同じ道を下ろうとしたがちょっと遠回りして天望荘経由とする。
 天望荘が見えてきた。ヘリはこの小屋で荷下ろししていた。荷物を降ろすとすぐ茅野方面へ下っていく。人が何時間もかけて歩く距離をヘリは数分で行く。一気に垂直に高度を上げて飛び去る姿を間近で見て、文明の利器の威力に感動し涙が出たりした。
茅野方面。行者小屋とか赤岳鉱泉とかくっきり見えた。
 子供の頃、横岳を経由し家族で赤岳を目差した事があった。その時はこの天望荘付近まで来て時間切れで引き返した記憶がある。その先にそびえる赤岳をみて遙か遠くの山というイメージがあった。
 しかし、大人になりこうして来てみると、すんなりと頂上に立つことが出来た。普通の大人ならこれくらいの登山は当たり前かもしれないけれど、その当たり前の事が普通に出来る大人に育ててくれて父さん、母さんありがとう。
巻き道を使い県界尾根へ向かう。
これから下る県界尾根を見下ろす。
遠くに美しい立ち姿のニクい奴を望む。
 天望荘に寄り道してたら、県界尾根下山者最後尾になってしまった模様。単独行でそれは危険なのでペースを上げで2パーティーを追い越し無事下山する。
 帰り道、野辺山から佐久へ向かう国道を走行中、妙に尖った山を発見。登れるモンなら登ってみろ!!と言わんばかりの山頂が僕を挑発してくる。うんうん後で登ってあげるから(^_^)
 いままでこの道は何度も通った事あるが気にもしなかった。数年前に乗り鉄で通過した時は秘境駅を探すのに必死だった。人って変わるモンだとつくづく自分の変化に関心するのであった。



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