九州百名山(その1)

久住山・祖母山・阿蘇山(高岳)・開聞岳・霧島山(韓国岳)


3月21日(水)


尾平登山口7:40→吊橋7:50→9:00尾根取付(二合目)9:15→10:25宮原10:40→馬の背11:05→12:45祖母山頂13:55→

13:45天狗岩分岐13:50→川上渓谷15:30→吊橋15:50→16:05尾平登山口16:15→17:15高千穂17:20→18:55阿蘇内牧温泉


今朝も静まりかえった食堂。
昨夜用意して頂いたお弁当を温かいみそ汁と共に朝食として頂く。
 宿から車で1分、登山口到着。私有地らしく駐車料500円って書いてあったもんで・・・
ちょいと戻って路駐。
 登山届け記入していざ出発!今日のコースをどうしようか昨夜かなり考えた。GBどおりに登り宮原尾根、下り黒金尾根で行こうと思っている事を宿の主人に話してみると山頂直下黒金尾根側の岩場が凍結している可能性あるので宮原尾根往復した方が良いとの事。宮原・黒金尾根を使い周遊するならから登りを黒金尾根にした方が良いらしいが山頂直下の岩場凍結で登頂断念となる可能性がある。それを避けるため、とりあえず宮原尾根で上がってみて凍結の状況次第でどちらを下るか判断する事にした。出発時間も朝食を摂り9時の予定だったがそれでは遅いという事。ここは素直に従って朝食を弁当にしてもらい早めの出発する。
登山口からすぐのトコにある最終のトイレ。ここには水道もある。
 目の前、遙か彼方に立ちはだかる祖母山塊はまるで壁のよう。あんな遠くまで行けるのかと不安になる。
宮原・黒金尾根分岐点の吊り橋。橋を渡って宮原方面へ行く。
橋を渡るとすぐに分岐。当初の計画どおり宮原コースへ。
 祖母山は全体的に登山道にはピンクのテープが目印としてよく巻いてあり迷うことは無い。ただ、そのテープが生分解性プラスチック使用のテープであればいいんだけどそうでなければただのゴミである。今日も朝から清掃登山全開である。
事前調査により九州に熊は居ないと思っていたがそんな事もないらしい。
林道から尾根を登り到着。2合目なのに結構遠かった。休憩。
ここからどんどん高度を稼ぐ。
枯れかけた水場。
時々眺望あるけれどあまり見通しの良くない尾根を登る。
宮原到着。縦走路に出た。休憩。
馬の背付近より尾平を見る。このあたりから眺望良し。そのかわりにここまでは無風だったが風強し。寒い(≧∇≦)
 馬の背より阿蘇山。ここで岩場直下の山中から大型動物が落ち葉や枝を踏みしめて歩く音がする。取り合えず数メートルはある岩場上の縦走路にいるので安心だけど見えない動物の気配にビビる。
9合目小屋。中から音楽が聞こえてきた。
 小屋からは掘れた登山道を少し進むとあっけなく山頂に出た。本日初めての登山者と出会う。北谷登山口から来たらしい。そちらからだと2時間ちょいで来られるとの事。CT3:40に対し5:05。
 山頂は広くて眺望良し。天気良く風も落ち着いてきて最高の日和。宿で用意してもらったお弁当を食べていると北谷から登ってきた若者3人組がやって来た。広島から来たとの事。そんな遠くから来るなんて何とも物好きな(^_^)
遠くに昨日登った久住山。
これから下る天狗岩方面。
明日登る阿蘇山。
 360度見渡す限り山々が連なっており九州も中々楽しめそうな感じ。尾平の向こうに傾山が見える。九州全図を広げ山座同定をじっくり楽んだ。
黒金尾根方向へ下山開始。
 山頂直下にいきなり難所。宿の管理人が氷っているから危険と言っていた箇所はここかと鎖を慎重に下る。
次はハシゴ。
 このあたりは日影に残雪あり。アイゼンなど持ってないけど暖かさに助けられたみたい。
山頂方向振り返る。
縦走路西側熊本県方向。
途中2カ所ほどテント1張程度の平場ありこんな表示もあった。
 天狗岩分岐。縦走路は途中展望所とかあったけど時間がないのであまり寄り道してられない。ここから本格的な下りなのでひと休み。4時半までには登山口に着かなきゃと思っていたがこの時点でかなり遅れを取っている事に気付く。
対岸には今日登ってきた宮原尾根。
天狗岩屋(泊)と書かれており泊まれるのかな。でもちょっと恐い。
 横の沢にはたくさん水が流れており使える。今日は十分持っているのでパス。
 どんどん高度を下げる。借り払いがしっかりされてて良いのだがやっぱりピンクのテープの落とし物が気になる。1カ所、窪みの中にテープが落ちていて拾えなさそうだったので通過するがどうしても気になり、その場にザックを脱ぎ捨てテープを拾う為に登り返す。時間も無いのに何やってんだろう・・・ザックを下ろして雲のように身軽に感じる体で50メートル程度の登山道を脱兎のごとく駆け上がり笹の枝を駆使してテープを回収する。
そして下る。
直下から水の流れる音が聞こえ出す。
川上渓谷に出る。しっかし、この木橋は恐くて渡れない。
沢沿いに下り朝分岐した吊り橋が見えた。
 凍結の心配がなければ山頂直下の岩場は登った方が安全なので黒金尾根を登りに使った方が良い。
鉱山跡地まで戻る。山塊を振り返り安堵する。
 登山口到着。何とか4時半までに下れた。下りCT3:10に対し3:15。全体CT6:50。実際休憩が入ってるけど8:25はちょっと甘いなぁ。
 本日の落とし物はコンビニ袋の中サイズ2つ分回収。見つけちゃったからしょうがなく回収したけど女性専用の落とし物を回収した時にはさすがに悲しくなった。
天候に恵まれ最高の登山日和だった。ありがとう祖母山。
本日の宿へ向かう途中、ちょっと遠回りして鉄分補給。
廃止となった高千穂鉄道終点高千穂駅の見学にやってきた。
 鉄道に目覚めた時にはすでに廃線になっていたけど、やっぱり乗ってみたかった。
もうこのレールの上を列車が走る事は無いのかと。
ノスタルジーに浸り高千穂を後にする。
 今日の宿、阿蘇内牧温泉五岳ホテル。ビジネスホテルなのに温泉付き五岳風牛鍋プラン1泊2食付きで6,700円。夕食は牛鍋付き。温泉入ってビール飲んで鍋食ってこの値段は大満足。



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