百名山 その38・39・40・41 旭岳・トムラウシ山・十勝岳・利尻山


7月14日(土)


成田空港第2ターミナル8:00(SKY861便:普通運賃19,800円)→9:45旭川空港9:59(旭川電気軌道バス)→

10:51旭岳ロープウェーさんろく駅12:15→12:25すがたみ駅12:40→13:00旭岳石室13:10→15:05旭岳山頂15:55→16:10裏旭キャンプ

 前日に出発しないとこの便に間に合わないので特急草津と京成を乗り継ぎ前日に千葉入り。一泊して成田空港到着。スカイマークの預け荷物制限は15s。追加料金を払えばいいのだがギリギリの線なのでそれもしゃくだ。機内持ち込みで重量調整しチィエックインカウンターで計量。パンパンに膨らんだオスプレー・イーサー70Lザックの重量は14.8s。素晴らしい!計算どーり(≧∇≦)搭乗前に購入した生食料だけで結構な重さになる。それらは全て機内に持ち込みとする。あっ、念のため2個持参したライターは保安検査でちゃんと見つかってしまい1個没収された。
 ここまでは順調だったのだが早速トラブル発生。トイレに携帯電話を落としてしまう。携帯の画面には緊急事態を知らせるワーニング表示が点滅。すかさず電源を切る。取れるパーツは全て外してティッシュで水分を吸収。機内では窓側の座席を指定してあったのでエアコン吹き出し口に携帯をあてて内部を必死に乾燥させる。腕が疲れる。CAに注意を受けるが電源切ってある事を説明。旭川空港到着後乾燥している事を祈って一番緊張する電源投入。多少動きはおかしかったが通常の動作は問題ない。危なかった。携帯が使えなくなるという事はその時点で遭難と一緒。入山断念を本気で考えた。
 携帯の問題はクリアしたが次はバス乗り換え。飛行機の空港到着予定時刻は9:45。旭岳行きバスの出発時刻は9:59。行程を組む時点でかなりの無理がある。実際に到着したのが9:56。その後預けた荷物を回収しなければならない。この時点で絶望的。運良く荷物回転レーンで自分のザックが一番最初に出てきた。回収してすかさずバス乗り場へ急ぐ。他方向行きの運転士がいたので聞いてみると旭岳行きは既に出発したとの事。でもさっき出たばかりでまだ空港内を走ってるかも知れないからと無線で連絡。するとバスが戻ってきた。良い意味での田舎の対応に感謝。
 旭岳ロープウェイ駅に無事到着。まずは昼飯。ガランとした食堂で食券を買いきのこそばを食べる。これで当分下界の食事を摂ることは出来ない。
 その後ビジターセンターを訪れ天気、登山道、積雪、ヒグマの状況を確認する。天候はおおむね安定、今年は雪の少ない年らしくアイゼンは必要ないとの事。それを見越して持ってきてないので今更必要と言われても困るのだが。縦走路上なら熊の心配は無し。センター職員の了解を得て入口の水道から5リットル分の水を補給。これで何日もつか解らないが精一杯の水を背負いあげる。
 半分忘れかけていたガスをあさひだけ駅で購入。危ない危ない。これ忘れたら縦走出来ない。630円だった。
 ロープウェイは観光バスで乗り付けた客で満員。駅で入林届けに記載して出発。大人片道1600円。
 姿見駅到着。観光客はロープウェイ駅内で自然観察員みたいなおねえさんの案内を受けている。ちょっと聞いていたが山をなめて来てしまった人向けの話なのでパス。ベンチで装備を調え山行開始。
 駅前はガスっており何も見えない。木道がいろんな方向に延びているがとりあえず右へ向かって進む。
駅周辺は軽装で明らかにちょっと散歩しに来た観光客と沢山すれ違う。
でかいレンズで花を撮ってる人も結構いた。
 姿見の池到着。ガスってる奥の方から何やら不気味な音が聞こえる。何なんだろう。
池脇の避難小屋。中はキレイだった。
 30分程登るとガスがとれ山容が確認出来るようになった。すれ違う人からそんな大きな荷物しょって何処行くの?と聞かれる。十勝岳です。と、答えると驚いた顔。
南側にこれから向かうであろう山々が見える。
この時点ではどれがトムラウシで十勝岳なのか解らない。
 旭岳山頂着。ザックを下ろすと重力を感じず宙に舞い上がれるかと思う程。ザックの重量は空港で計量した14.8キロ+機内持ち込みのおにぎり8個+さっき汲んだ水5Lで20キロオーバー。それを700m背負いあげたんだからそりゃそーか。嬉しくて子供のように山頂をぐるぐる走り回るo(*^^*)o
さっきまでとは打って変わって山頂は好天。
明日向かう北海岳方面の眺め良し。
こっちはトムラウシ。
ズームでトムラウシ。あさってにはあの山頂に立つ予定。
手前には忠別岳。
 オプタテシケ山と十勝岳。ここに試練が待ちかまえている事など、この時は知るよしもなかった。
 ロープウェイ方面もキレイにガスが取れた。山頂に着いた時点は外に2人の登山者が居た。話をすると偶然に2人共成田から同じ便に乗ってきた方々と判明。
 裏旭岳。1人は黒岳石室まで行くとの事ですぐに進んでいってしまう。もう1人と話しながら絶景を堪能した。
 少しいるとどんどん人が増えてきた。今日のテン場でバッティングして良いトコ取れないと困るので山頂を後にする。
山頂から雪渓を滑るように下って裏旭キャンプ指定地到着。
雪渓尻から大量の水が流れておりなかなか快適そうな感じでテント設営完了。
すぐに夕食。
食事を済ませてから芋焼酎お湯割りで気分上々。
だんだんと日が傾いてきた。
 19:15太陽が雲海へ落ちる。すると急に寒くなり3℃。明日からの山行に備えて8時就寝。夜中寒くて目が覚めると0.8℃。ザックに足突っ込んで再眠。



次の日へ



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