百名山 その38・39・40・41 旭岳・トムラウシ山・十勝岳・利尻山


7月15日(日)


裏旭キャンプ5:00→5:35間宮岳5:45→6:25北海岳6:35→7:35白雲岳分岐8:05→

8:35白雲岳避難小屋9:10→忠別岳12:55→13:50忠別岳避難小屋分岐14:20→14:30忠別岳避難小屋

 3時起床。まだ空には星が輝いている。今日の行程、CTは8時間15分、距離は約17km。
4時5分。旭岳が朝日で赤く染まる。
食事、身支度済ませテント撤収。
次の百名山トムラウシへ向かう。
 テン場から一登りで間宮岳。左に見えるのが昨日登った旭岳。右に進むと北海道第2位の標高を誇る北鎮岳。
左手には御鉢平。行けば死んじゃう秘湯の王者「有毒温泉」が見える。
 右手には今日越えなきゃならない尖った忠別岳、明日山頂を踏む予定のトムラウシが見える。遠いなぁ〜(≧∇≦)
北海岳までの縦走路は天気も景色も最高。ここだけでも来る価値アリ。
北海岳到着。御鉢平と別れてここから南進する。
トムラウシをズームしてみる。
ひと休みして白雲岳分岐へ向かう。
白雲岳北面でちょこっと雪渓をトラバース。アイゼン無くとも歩ける。
白雲岳分岐着。
 みんなザックをデポして白雲岳ピストンみたい。行ったみたい衝動に駆られるが我慢。朝ご飯が3時半だったのですでに空腹。ここでとっても早い昼食。
 白雲岳分岐から下り出すと白雲岳避難小屋からトムラウシまでの縦走路が眼下に広がる。
避難小屋付近の雪渓からの流れには缶ビールが冷やされていた。
 白雲岳避難小屋脇のキャンプ指定地。早い時間だからまだ空きスペースは沢山。
管理人のいる白雲岳避難小屋。ここでトイレを借りてコーヒーを沸かし一服。
 ここから先は1レベルアップ。ここまでがレベルAとすればここからはレベルB。登山者の数もここまでとはぐっと少なくなりエスケープルートも無い。気合いを入れる。
緊張感が増す。当然三笠新道など見向きもせず直進。
後方には白雲岳。
今日の歩行距離約17qでこのあたりが中間地点。
縦走路東側には巨大な雪の塊。
 トムラウシまでの縦走路は右上の段上。旭岳ビジターセンターで聞いてきた話だとこの縦走路上ならヒグマの心配はいらないらしいが段下の沼付近は危険らしい。
沼脇から時々蒸気が上がる。地図を見ると雪壁温泉あたりなのかな。
カラフルなお花がとても素敵。
平ヶ岳への軽い登り。山頂は踏まずに巻くコース。
振り返ると旭岳と白雲岳。
 平ヶ岳を巻くと忠別岳と忠別沼が見える。このあたりから足の裏がふやけてヤバくなってきた。
 忠別沼。ここで足を開放し乾燥させつつ休憩。白雲小屋から抜きつ抜かれつでお友達となったおじさんも一緒に休憩。
軽く回復したので忠別岳まで一登り。西側は切れ落ちてて危険。
 忠別岳からの下り、ザックが肩に食い込み痛い。出発時点で20s以上重量があったのがきいてきた。山をやってる人からすればこれくらいの重さなんて大した事ないんだろうが、初心者にはこれでもキツイ。この縦走に照準を合わせザック、靴は縦走用のを、テントなどキャンプ用具一式をそろえ、予習として雲取山、鳳凰山でのテント修行。風呂に入れない対策としてシャンプーは1日おきと入念に準備を行った。しかーし、一番大切な重量ザックを背負っての長時間歩行の訓練が足らなかったか。
 下方に忠別岳避難小屋が見えた。近いようだが足と肩のダブルパンチでここがつらかった。
 縦走路から小屋の分岐。あと少しなんだけどここでも休憩。まあこんな荷物背負って歩くの初めてだからしょうがない。そのうち慣れるだろう。
小屋へ向かい下る。
 忠別岳避難小屋着。2階建ての小屋。1階は満員だったので2階にスペースを確保する。テント場スペースは空いていたが張る心の余裕はない。雪渓尻から流れ出す水を頭からかぶる。気持ちいい。昨夜のテントは非常に寒い思いをしたが小屋の中は3.8℃だがそれでもとても温かく感じる。2階だからなおさらだろう。
 小屋で一緒になった人達と話をしていると、どうやら明日から天気は下り坂で午後から雨らしい。とすると、十勝岳まで行かずに天人峡へ下りる線も考えたりする。トムラウシ〜十勝岳への縦走路が一番の難所。本当はそこを行く事にかなりビビっていた。それをしなくて良いのであれば予定は変わっちゃうけど内心ホッとする自分もいたりして。まあ、明日になってまた考えよう。小屋の安定した床の上でゆっくり食事を摂る。ザック軽量化の為に必要以上に持参したα米を隣近所に譲るととても喜ばれた。



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