EL・SL奥利根号 乗車


11月3日(土)


渋川→新前橋→渋川


 
  当日でも難なく取得出来た指定券            なかなかの有名どこあり混雑している                 麺のコシはなかなかである

 その存在は知りつつも、近くであるがゆえに時々その存在を感じる事はあるが、なかなか乗る機会のなかったこの列車に、当日になりふと乗ろうと思い立ち出かけてみた。全車指定席なので、ダメもとで群馬総社駅の窓口で確認してみると空席アリとの事で迅速に座席指定券を購入する。思いつきの乗車なので1区間、渋川→新前橋だけ乗ることにする。蒸気機関車は初の乗車である。渋川の出発まで時間あるので腹ごしらえで水沢へ上がり、日本三大うどんのひとつ、水沢うどんを食べてみる。



  渋川駅前には宣伝の、のぼりが                    家族連れで大にぎわい               ジョイフルトレインせせらぎ入線

 伊香保付近は紅葉狩り&温泉目当ての観光客で道路は大渋滞。温泉でも入ってから列車に乗ろうと考えたが、その混雑ぶりに伊香保は断念し渋川の街へ下り時間をつぶす。発車時間が近づいてきたので、渋川駅へ行ってみると、すでにホームから蒸気が。水上からやってきたこの列車はここで20分ちょいの停車時間があり、運転席に乗らせてくれての撮影サービスタイムとなっている。もちろん私も家族連れの大行列に並び、運転手に撮影してもらった。



   昭和15年製の機関車                 「オハ」って挨拶ではありません(^_^)              ほら「オ」でしょo(*^^*)o

 蒸気機関車と言えばD51が有名だが、実はこの機関車は貨車を引く事を使命として生まれてきた蒸気機関車である。客車用はC51などのC型がその昔は人を運んでいた。本来では今回の任務にあたるのはC型が妥当である。まあそんな細かい事はどーでもいーか。理屈抜きに300km/hで、当然のように新幹線が走るこの時代に蒸気機関車に乗れるんだから。発車までホームはD51と記念撮影する人でごったがえしていた。


   
  ちゃんと車内販売もありました                      今では珍しい折れ戸式            洗面所もトイレもあります

 車内に乗り込むと子供の頃に乗った時のニオイがする。そう、タバコの残り香がしみついているアノ香りである。懐かしい・・・そして、電車にはない、ガタンとしたショックと共に列車は動き出す。大きな汽笛を鳴らしながら渋川駅発車16:44。



客層比率、子連れ家族7:おばさん集団2:鉄1       渋川地内有名撮影スポット付近            蒸気機関車の背面
  

 加速、速度共にはっきり言ってトロい。窓を開けて景色を見ていると、石炭の燃えかすが飛んできてコンタクトに入り込み激痛(。>0<。)電車と比べれば全ての性能は劣る。車内気密やトンネル衝撃波まで考えなくてはいけない列車がある一方、この空間のようにのんびりと走る列車がメインの時代もあった。そんな時代もイーかもなと思う反面、現代の忙しさはやはり自分たちが追い求めて作り出した事なのかなどと考えてしまったりして。

          
      20分の乗車で新前橋到着                   そして列車は去っていった

 楽しい時間はすぐに終わり新前橋駅到着17:04。乗客を降ろすとD51は上野へ向け力強く発車していった。
その後、折り返し渋川駅まで普通列車で帰り本日の小さな乗り鉄は終了となった。




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