N700系博多までの旅


10月28日(日)


博多→→東京→新宿→家



 博多の定番キャナルシティー                この店を選ぶ                       とても濃厚なスープ

 ホテルで朝食を取る。和定食、高級なホテルだけあって2000円もする。今回はツアーパックに組み込まれていたから食べたが普通はこんな高価な朝食は選ばないだろう。シンプルな和食だが非常にうまい。その後、キャナルシティーを散策し、館内にあるラーメンスタジアムで宮崎出身の「一心不乱」という店に入る。とても濃厚な味噌とんこつ味のスープは満足であった。



 まともに買うと片道3万円(。>0<。)          改修工事を行っていた                東海道山陽新幹線営業車初のHID搭載車

 来る時は普通座席だったが、帰りはのぞみでは初めての「グリーン車」を予約してある。いままでは、その車両に入る事すらためらっていた場所に自分が乗れるとは・・・この区間、グリーン車の切符を普通に買うと東京→博多間で3万弱する。ちなみに普通車なら2万。その差を考えると、通常の経済観念から考えるとこの選択は難しいと思う。しかし、今回の切符はツアー料金に4千円プラスするだけで乗れたからちょっと贅沢をしてみた。



 
今回の乗車車両はJR東海所有のZ7編成、JR西所有の車両はN。運転席にも「Z7」の表示が        連結部分を全て覆う外周ホロ

 乗車する前に列車の外観をなめ回す。写真は撮り逃したが、車両と車両の連結部を覆っているこの新型車両のウリの一つ、外周ホロをつっついてみる。ブヨブヨしていて体育館に敷くマットみたいな感触であった。これの装着により空気抵抗が減り騒音、電機消費量の低減につながるとか。今回乗車する車両は今年ロールアウトした、できたてほやほやの「Z7」編成である。


 
   乗車する9号車                        フルカラーLEDの方向幕                        この扉を開けると 

 車内に入るとやはり新車の香りがする。デビューしてからまだ三ヶ月。世界最先端の列車製造技術を誇る日本の最新型新幹線、しかもグリーン車に乗れるとは・・・幸せだ(^_^)



     グリーン車内に突入                 荷物棚のすみに置いてあるのは・・・         膝掛けだ!!
  
 グリーン車内は茶系でまとめられていて落ち着いた雰囲気。棚の隅に目をやると、そこには膝掛けがおいてある。そう、前回、「はやて」グリーン車乗車の際、石田純一(似)が颯爽と持ち出したソレである。その時はどこから持ってきたのか???であったがやっとその謎が解けた。



     最大リクライニング角度             高輝度LEDの読書灯が各座席に装備されている   センターアームレストには各種操作パネルが

 早速車内を物色。リクライニング角度、車内設備、シートピッチ確認・・・東海道スジの新幹線は普通車だと5列シートで海側からABCと3列シートがあり山側(富士山側)がDEの2シート。シート巾はBのみ460mm、他は440mm。シートピッチ(前後のシート巾)は1,050mm、通路幅は570mmである。に対して、グリーン車は海側AB、山側CDの4列のみ。シート巾は全て540mm、シートピッチは1,160mm。通路幅は600mm。数字で見ると大したことないようだが長時間乗っていると、この差は大きい。



 リクライニングボタンのタッチは非常にソフト          座席背面テーブルもあるが            肘掛けにはインアームテーブルも

 列車は何の前触れもなく静かに13:22、博多を出発する。N700系ジマンのシンクロナイズドコンフォートシート(←何て長い名前のイスなんだ)に身を沈めてみる。包み込まれるような感じで座り心地も非常にソフトである。おう〜、このシートに身を委ねたまま東京までゆっくりと優雅な時間を過ごしたいと思うが、こっちは車内の探索で忙しいのであるo(*^^*)o



     無段階調整のフットレスト                 通常はこの状態だが                  開くとこのような状態になる
 
 普通車のシートでも十分足を組めるスペースはあるがグリーン車だとそれをもてあますほど広い。こりゃ具合良い!!余は満足じゃo(>▽<)o
ちなみに、進化する度に小さくなっていく、東海道新幹線の窓。景色が見えづらくなっているのではないかと思われがちだが、そんなに気にはならなかった。ちなみに窓枠パネルの全巾は650mm、枠を引いて実際に見る事の出来るガラス部分は620mmであった。



 センターアームレスト前面にはコンセントが2つ装備            布のおしぼり              博多駅で購入したパステルのプリン

  普通車だと2席に1つしかコンセントは無いが、グリーン席ではセンターアームレストに2つコンセントが装備されている。って事は、全席にコンセントがあるって事。ちなみにモバイル用の電源なので容量はAC100V・2アンペア。パソコンや携帯電話の充電(私のは700mA)なら問題ない。よい子のみんなはやらないと思うが、間違ってもドライヤーなどを使わないように。尚、センターアームレストには読書灯、レッグウォーマー(女性にはうれしい)、オーディオサービス用のイヤホン端子及びそれに付随するチャンネル、音量ボタンが装着されている。ちなみにオーディオサービスは全9ch。1ch:童謡、2ch:加藤登紀子っぽい歌、3ch:80’sポップス、4ch:英会話、5ch:高校野球中継、6〜9ch:(空:無音)であった。プリンを食って行動開始!!


   
万が一の為に消化器を確認      デッキの車両連結部分                          そこを開けてみると

 車内のチェックを終えるとデッキへ移動。よくデッキで携帯してる人がいるが実際でかい声でしゃべってる。ちゅー事は騒音が大きくよく聞こえないからそうなる訳で。このN700系のデッキ、非常に静か。上記の外周ホロそして内部も上記写真のとおりしっかりガードされ静粛性を確保している。




オストメイト対応のトイレもアリ                  おむつ交換シート発見                    開けるとこんな感じ

 10号車、東京寄り付近の座席に赤ちゃんを連れたおかあさんが、なぜか多く乗車している。疑問に思いながらデッキに出ると11号車との間に授乳室があるではないか。納得する。指定券を取る際、申し出ればその付近を優先的に発行してくれるのであろう。子供のいない私には解らない悩みだが、これは乳児連れで列車に乗る人にとっては大きいサービスと思う。




 グリーン車の喫煙ルーム                定番京都の車窓、東寺。正式名称、教王護国寺     JR東海は使い捨てタイプ

 グリーン車の喫煙ルームは造りは普通車と一緒。だが、乗客が少ないせいか、ゆっくり独占して使用でき、灰などが落ちておらず気持ち良く使えた。そんなこんなで列車は新大阪を過ぎ、JR東海の担当区間に入る。すると再度、おしぼりのサービスが。こちらの会社のは使い捨て。んー、東海は列車ではエコロジーを前面に押し出しているがこれって・・・使用感も西のソレには劣る。再度、車内改札が行われるが、きちんとデータの共有が行われているらしく、通しで乗車している私のトコには来なかった。浜名湖あたりで日没となり18:30、定刻に東京駅に着く。今回は会えなかったが、「のぞみ」のグリーン車と言えば芸人の憧れらしい。次はいつ乗れるかわからないが、もし機会があったらそういう視点でも観察してみよう。それにしても、この車両は最高だった。でも、この前乗った「はやて」のグリーン車の方が静粛性で上回るような感じがした。



トップ へもどる

inserted by FC2 system