青森・函館フリーきっぷで行く旅

今回の旅、怒濤の駅間徒歩3連発で珍しい温泉と秘境駅を巡る。


5月3日(土)

家→高崎→上野→函館


      一戸二戸三戸・・・・                  八戸駅着12:29                    E2系1000番台

 昨日の飲みがたたり列車出発16分前、5時55分に目覚める。飛び起き荷物をまとめ列車出発ギリで近所の駅に到着。高崎、大宮で乗り換え。大宮でやってきた新幹線「臨時はやて73号」はデッキまで乗客があふれている。全席指定のはやて、臨時とはいえ本日下りの列車は発売と同時に指定券は売り切れ。このチケットを手に入れるのにどれだけ苦労した事か。取得できなかった立席特急券の客がデッキに溢れている。



  お気に入りの特急つがる13号八戸発13:10      貝焼きうにの大漁浜めし1400円         容器は立派だが・・・

 はやての乗客は、ほとんど盛岡で下車しその先、八戸まではゆっくりできた。八戸からまずは秘境駅千曳を目差す。ここから鈍行で行く予定だったが、腹減ってたので駅弁購入。それをゆっくり座って食べたかったので予定の鈍行より1本早い「特急つがる」に乗車し駅弁にありつく。特急に気軽の乗れるのはフリー切符の大きな魅力である。



   三沢到着13:23                    鈍行に乗り換え13:35三沢発             秘境駅千曳着13:55

 八戸→三沢間、特急では1駅だけなのですぐに着く。ここで予定通りの鈍行に乗り換え、秘境駅千曳に到達。



   八戸方より千曳駅を望む               千曳駅青森方はトンネル              青森方より千曳駅を望む。ホーム上には県道跨線橋

 天気が良く、とにかく暑い。Tシャツになり駅周辺の散策開始。ホーム上を県道が跨線橋で横断しているのでそこを車が通る以外は極めて静かな駅。駅とトンネル間には車が乗り入れられる道があり岩手ナンバーの撮り鉄の方々が数名いる。



    県道上からの全景                 上り線待合室には電光掲示板が             下り線待合室

 駅の脇には鉄道防雪林なる標識が立っており、鬱蒼とした林が広がっている。ホーム内には上下ホームの行き来できる跨線橋は無く、県道の跨線橋を迂回するしかない。待合室は上下線共プレハブ。



   これから北海道まで行く列車が通過していく    迎えの上り列車がやって来た             三沢駅着15:07

 静かな駅とはいえ、ここは現在の東北新幹線終点の八戸駅と青森駅、更に北海道とを結ぶ大動脈。特急(通過)や貨物がしきりに通過していく。もちろん通過するだけなので、それらが過ぎ去ると元の静寂な駅へと戻るのだが。1時間弱の滞在で一通り駅見学終了。2011年(平成23年春)には東北新幹線が八戸駅から新青森駅へ延長される。そうなるとここも他の在来線同様三セク経営となり、本物の秘境駅と進化するであろう。上りの鈍行に乗りこの駅を後にする。千曳駅発14:46



   到着するともうヘロヘロ 入浴料250円            北海道への熱い思いで突き進む            夕闇迫る木古内駅到着
 
 再度三沢駅へ到着15:07。北海道入りのスーパー白鳥19号の発車まで時間があるのでひとっ風呂浴びておく。この旅初の徒歩開始。目指すは木崎野温泉、駅からの距離は約2.7Km。30分もあれば着くだろうと考えていたのが甘かった。三沢の街をみながらトボトボ進むがなかなか着かない。所持していた地図と整合が取れなくなったので、地元の人に聞いてみる。歩って行く事を告げるとビックリされ1時間はかかると言われる。こりゃマイッタ。全力競歩で温泉を目差す。到着した時には、列車発車の1時間前を切っていた。ゆっくり温泉を楽しむ暇などない。この温泉の記憶はとにかくすごいヌルヌル感。ゆっくり楽しみたかったのだが10分程度湯につかり、再度駅に向けて温泉を後にする。歩っていては間に合わない。走る走る。駅に着くと16:25。すると迎えのスーパー白鳥がすぐにやってきた。間に合った・・・三沢駅発16:28。しっかり指定券は取ってあったので着席。冷たいコーラを一気に飲み干しクールダウン。さて、ひと仕事。JR北海道所有車両の「スーパー」系の列車は全ての車両の先頭車、貫通扉から前面展望を見ることが出来る。運転席は左上にシフトされ個室化されているので気を使わなくて良いo(*^^*)oかぶりつき開始。今回のビデオカメラは前回より更に進化したFull HD 1080 ハイビジョンハンディカムHDDをひっさげてやってきた。これで思う存分撮影できる。早速ビデオを回す。練習で貨物本線を撮影し、先程下車した秘境駅、千曳の通過。そして青森駅到着。そうそう、青森までの区間は鉄なおじさんが前面展望を酒のつまみにビールを飲んでいた。



    函館到着19:20                   市電に乗ってメシ食い出発            函館名物赤レンガ倉庫群、1人で来る場所ではない

 青森で進行方向が逆になるので、移動。するとそこにも鉄なあんちゃんが陣取っている。新油川信号所新中小国信号所津軽今別駅、そして青函トンネル突入トンネル最深部吉岡海底駅トンネル内機関車対向トンネル出口知内駅矢不来信号所と最高の車窓を楽しみながら函館到着。(座席指定取得無意味)この後は将来、北海道まで新幹線が完成すれば廃止確実な「急行はまなす」青森発に乗車する為、再度青森に戻る。(目的地へ到達する為に列車に乗る非鉄な人には理解出来ない行動だろうが)函館発車までの間に夕食でも済まそう。と考えお目当ての寿司屋へ行くが満席待ち。時間ないので仕方なく駅前朝市へ。前回の苦い記憶があるから期待はしていなかったが・・・予想通りがっかり。もうもう絶対、二度と駅前朝市は来ない!!と心に決めた。



   んで、再度本州に向けて函館発20:33       再度青森到着22:20           今や貴重存在、急行はまなすで青森発22:42

 先程北海道上陸したスーパー白鳥の折り返しに乗車し、再度青函トンネルをくぐり青森駅へ。今や貴重な存在となった急行「はまなす」はすでに入線していた。
 



青森駅ではすでに多くのファンに取り囲まれていた     ヘッドマーク・はまなす参上             出発の時間が迫ってきた

 青森発22:42→札幌着6:07のこの列車、要は夜行列車な訳。しかし普通の寝台と違いこの列車には寝台席はもちろん、指定席としてのびのびカーペットなる車両があり指定席料金だけで寝られる車両、そして自由席もある。



   指定席扱いののびのびカーペット           自由席車内                          函館発1:23

 今回使用した「青森・函館フリーきっぷ」特急、急行と自由席は乗り放題だが、指定席乗車は別料金がかかるのでもちろん自由席に乗車。GW期間中なので自由席座れるか心配だったのだが、乗車率3割程度で向かい合わせのシートを倒し4席を使用してゆっくり乗車する事が出来た。ちなみにこのシート、倒し方がちょっとコツがいり座席を少し前傾させてから台座ごと回すタイプであった。回転させる事が出来ずガチャガチャやっていると後方に乗車していたお兄さんがやさしく教えてくれた(^_^)V



   函館で電気機関車を切り離し             ディーゼル機関車に切り替わる             すでにこんな表示が出る時間になった

 本日3回目の青函トンネル越えで函館に再度到着ジャスト1:00。さすがにこの時間になるとターミナル駅函館といえど人影はない。「はまなす」は先頭で牽引してきた電気機関車をここで切り離し、後部にディーゼル機関車を連結し、進行方向を逆転させ札幌へと向かって出発していった。それを見送った後、深夜の函館の街を3km先の宿へ向かって歩き出した(*_*)



次の日へ



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