青森・函館フリーきっぷで行く旅


5月4日(日)

函館→大沼公園→姫川→東山→函館→木古内→江差→木古内→函館→五稜郭



      VVVF音を響かせながらやって来た       函館駅到着                      駅前にはこんな表示が。国道マニア必須

 3時間しか寝ていないのに目覚めてしまったので行動開始。市電が動いている時間なので函館駅まで歩かずに済んだ。五稜郭公園付近から函館駅まで200円ちょい。今日も暑いぞ良い天気だ(^_^)



  函館発8:30スーパー北斗3号            大沼公園駅着8:49                    駅から徒歩1分、沼の家

 函館駅から俊足のスーパー北斗乗車。指定席はもちろん前面展望先頭席。S北斗は振り子装着車両なので車体を傾けコーナーをえぐる様にクリアしていく!!函館を出て五稜郭を過ぎるとスピードアップ!!355馬力ディーゼルターボエンジンが唸りを上げる(。>0<。)さすが新千歳→函館間の航空便を駆逐しただけの事はある(^_^)Vあっちゅー間に七飯駅を過ぎ、お気に入りの藤代線を通過し仁山方面から来る本線合流後、再度、砂原線と分岐し大沼公園駅に着く。(大沼公園駅S北斗発車動画



 鈍行にて大沼公園発9:08                       だんごちゃん                   こんにチワワo(*^▽^*)o~♪

 ここで、有名な大沼だんご(小315円)を購入。ひと目見たときから食べたくて食べたくてo(*^^*)oあんこはちょっと甘過ぎ。やっぱみたらし(しょうゆ)団子の方がおいちい(^_^)やわらかーい)^o^(



   秘境駅姫川着9:38                  上りホームは単両停車がやっと           待合室には駅ノートが備えられていた

 大沼公園駅から鈍行に乗り換え。途中秘境駅、赤井川停車周囲には人気無し。次に駒ヶ岳駅停車、快速アイリスが通過していった。そして秘境駅ランク上位の東山駅は鈍行のくせに停車せず通過してしまいここ姫川駅に降り立った。到着と同時に上り函館行きスーパー北斗がやってくる(^_^)通過萌え〜(>_<)
 さて、姫川駅は畑を1枚はさんだ先には1級国道5号線が走っており沢山の車が行き交っている。しかしそこにつながる道は無し。国道の反対側は林道の様な細道はあるが・・・
 この駅で自分を含め3人下車した。1人はライトな普通のおじ鉄。そして、もう1人はヘビーな鉄。八名信夫的風貌でジュラルミンケースに大きな三脚をしょって畑を突っ切り国道へと消えていった。姫川駅観察を終え自分もその跡をたどり国道へ出る。ここから、隣の東山駅まで駅間徒歩初挑戦である。



    重鉄登場                      写真@ 踏切が作点滅し出した!!          写真A  Aこの歩道の先が東山駅

 姫川駅→東山駅まで3km。国道5号線をひたすら登る。しばらく進むと国道脇の茂みの中から”ガサガサ”八名信夫が現れる。ビックリ(>_<)どうやら国道脇を走る鉄路の撮影スポットをさがして林の中をさまよっていたみたいだ。なんて体力だ!!天気がいいので気分が良いo(*^^*)o国道の交通量は多いがスピード出してるので関係無いぜ!!って感じで歌いながら進む)^o^(ストレス解消!途中のコンビニで小休止してさらに進む。時刻表からはじき出した計算によると、東山駅を上り特急北斗4号が10:40に通過する。そいつを撮影したいのでそれまでに駅へ到達せねば!と思い早足で進む。目の前に東山駅脇の踏切を発見した瞬間遮断機が下がり出す。全力で駆け寄り機材をセットし北斗撮影成功(^_^)V



   秘境駅、東山到達                 北海道名物板切れ駅ではなく、古枕木駅だった     SL函館大沼号通過

 この駅付近は非常に勾配がきつく列車の走行できる限界に近い20‰が連続する。強力なディーゼルエンジンを搭載する昨今の列車なら問題ないが、非力な蒸気機関車全盛の戦時中、それにより増大する戦時物資輸送量を上げるためこの駅付近にスイッチバックが設置された。本来、スイッチバック引き込み線はその性格上、等高線に沿って設置される為、本線を横断する線形で敷設されるのであるがここの痕跡を探索してみると、横断している形跡がない。サイト検索かけてみると、どうやらこの駅に設置されていたSBは全国唯一、本線を横断しないSBであったらしい。現在は撤去され地形から当時の姿を想像するしかないが。そんな貴重な存在とあっては是非降り立ってみて見学してみたい。という事で今回歩いてやってきた訳。



写真B 引き込み線盛土より現動を横断する下部工跡 写真C 上方掘割りで切り込まれた引き込み線跡 写真D スーパー北斗6号が登ってきた
  
                 

 イベント列車の下りSL函館大沼号が通過すれば次のスーパー北斗6号通過まで20分くらい時間がある。その間にSB痕跡をトレースする。まず、駅前面にはSB引き込み線の盛土が築かれておりその先が道路を横断して森の中で続いている。道路を横断している箇所は鉄橋が設置されていたと思われ、その支えとなるコンクリート下部工が残っていた。駅から引き込み線を越えた反対側は畑になっており現在ジャガイモ!?の苗付けでトラクターが忙しく動いている。それを横目に引き込み線脇、畑の際の農道を上っていく。道路から100mほど進んだ所で現路線と標高が平行になる。そこから先は現路線は標高を上げていくが、SB廃線跡は掘り割りの藪の中へ続いており勾配をなるべく無くそうとした努力が感じられた。



    東山駅発11:42                   函館でコレ↑に乗り換える                 木古内到着14:30

 1時間と短い間ではあったが貴重なスイッチバックの遺跡を見学した後、江差線制覇に向かう為、函館へ戻る。東山駅を出発後、再度函館側SB跡掘り割り部分をじっくり眺める。函館着13:37。ランチで、昨夜撃沈した寿司屋を再度訪れる。今度はきちんと堪能する事ができたo(*^^*)oいうまー(≧∇≦)その店の名は・・・忘れた(= ̄▽ ̄=)V満足した所で出発。木古内まで、もう何度も乗り慣れたS白鳥26号で木古内へ。下車すると列車は本州へ向かって去っていった




   駅舎の時計は電池切れ!?             駅前にはそそる食堂発見               江差線上り15:01発

 乗り換えアキ時間で駅前散策。いきなり萌える看板発見!!その名もズバリ急行食堂o(>▽<)oこれにはマイッタ(>_<)焼きそばが美味いらしいo(*^^*)o駅外壁に着いてる時計がずれていたので駅員のおっちゃんにそっと教えてあげる。すると「それは直せない」って。なんで??駅舎はJRと地元木古内町との共有らしく、どうやら時計の主導権は町が握っているらしい。だったら町に言って直せばいーのに(--,)プンプン!!って思った。でもその後、おっちゃんに北海道新幹線のパンフレットをもらっちゃったらご機嫌になってしまった(o^∇^o)ノ



秘境駅神明通過15:32                  素敵な川が流れているのであるo(*^^*)o         何とも良い雰囲気な宮越駅

 木古内を出て本格的に江差線に入る。五稜郭→木古内間も正確に言えば江差線だが、楽しみなのはその先である。吉堀を超えると神明まで峠越え。釧網本線かと思う雰囲気な山中を進む。併走する県道を走るKトラにもどんどん抜かされる程ゆっくり進む。湯ノ岱ではタブレットの受け渡し(正確にはスタフ)が行われていた。が、気付いた時はもうその作業は済んでしまっており写真撮り逃した(≧∇≦)



   沖に見える鴎島がまるで江ノ島みたい        終点江差着16:08                  江差線終端。線路の切れた先はマンション
 
 宮越駅までは山の谷間を進むが、そこから一気に平野が開けてくる。終点の江差駅までは、江ノ電江ノ島付近と指宿枕崎線の雰囲気を合わせたような風景が広がっていた。江差線完乗o(*^▽^*)o~♪



   鉄筋コンクリート造で立派な江差駅舎         駅前はコンビニ1軒                  折り返し江差発16:16

 江差駅前にはゆっくりとした夕暮れの時間が流れていた。人影まばらな駅舎を後に、8分滞在ですぐに折り返し木古内行きの列車に乗り込む。



   江差駅周辺には住宅地が広がる           日本海がすぐそこにある                 天の川の流れ

 江指町の人口1万人弱。我が町より人口が多いことにちょっとびっくり。しかし、1両で走る車内はGWを利用しやってきた観光客ばかりで地元の人の利用はあまり見られなかった。宮越駅を出発し湯ノ岱駅に向かっている間、進行方向右手、天の川側に一瞬、駅名標がチラリと見えたが通過。隣の席に乗っていた「鉄」らしき兄さんがその瞬間写メっている。何があったのか聞いてみると、「天ノ川駅」なるJRではない団体が設置した駅がそこにあったらしい。駅名標もそっくりに造ってあり、コレはぜひ押さえておきたかった。



  湯ノ岱駅にてスタフを運ぶ駅員                 木古内駅にて珍列車捕獲                さくらエクスプレス車内
   
 湯ノ岱駅では往路の失敗を生かしスタフ受け渡しをきっちりゲットo(*^^*)oそれ以降眠りに落ち気が付くと木古内到着(17:22)だった。本日も函館泊なので下りの列車を待つ。1時間の空きがあるので再度、木古内駅から出て海まで歩ってみるが、先程の江差の気候と大違いで寒い(。>0<。)強い海風も相まって早々に駅舎へ退散。予定では18:35発のスーパー白鳥21号乗車だったが、その前に来る全席指定の臨時列車「さくらエクスプレス」に指定券を買って乗り込む。



   リゾート列車で函館到着19:11                      五稜郭到着19:37         駅前の国道5号線は通行量多い
 
GW期間中、最大の人手が見込まれる弘前の桜祭りにあわせて函館〜弘前間で運行されるこの臨時列車「さくらエクスプレス」。ディーゼルエンジンで自走できる車両なのに電気機関車に牽引されて木古内駅に入ってくる(・ ・)?どうやら青函トンネル内は防火対策上、内燃機関車両は通れないみたいなので、青森〜函館間はエンジンを止め客車としてわざわざ電気機関車通行に引っ張ってもらうみたい。座席の位置が高いので眺めは良い。(暗くなってきたのと湿気で窓が曇り今回はイマイチ。矢不来信号所通過、対向列車無しの為、海線通過)飛行機についてるチューブ式のイヤホンがありTVも天井からぶら下がってる。しかし如何せん臨時列車。単線の江差線では運転停車散々で函館に着く時間は後続の白鳥と4分しか違わなかった。まあ、わかっていて乗ったからいーんだけど・・・函館駅で上り19:32発江差行きに乗車し今夜宿泊する五稜郭へ折り返し本日の旅終了。宿へ向かって2.3キロの道のりを歩くが寒いのなんの。あー意地張らずにタクシー使えば良かったo(>▽<)o



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