青春18きっぷを使い1泊2日で飯山線、飯田線を巡る旅

今回の旅の目的は、飯山線、飯田線秘境駅見学と乗りつぶしの旅である。

7月26日(木)
家→渋川→水上→宮内→越後川口→十日町→長野→松本

       水上駅正面                     水上駅からは新潟カラーの車両に乗り換え     JR初の地下駅(土合駅共)、湯桧曽(下り)  
 
 地元駅を7:44時前に出発。渋川駅8:45到着で下車し3分の待ち時間で上越線水上行き8:48に乗り換え。キャンプや登山に向かうと思われる学生っぽい集団が沢山乗車している車両に乗り込む。水上到着9:27。学生の集団もそのままスライドし水上発9:50。発車してしばらくすると、車内放送が流れる「小出→長岡間は大雨の為、運転を見合わせております」うーん、これは困った。乗り換え予定の越後川口駅は小出駅より先なのでどーしよ(・ ・)?でも、とりあえずは、どうする事も出来ないので、経過を見守りつつ今後の対応を考える、という事にしてどんよりした暗く低い空を恨めしそうに眺めながら新潟へ突入する。



    秘境駅土合通過                 冷凍麺を使用してるのかと思いきや違うらしい    北越急行所有赤い「はくたか」

 越後湯沢駅で12分間の停車時間があったので、ここんとこ恒例のなかなかイケてるこの駅の立ち食いそば屋へ行ってみる。普段は、そば食べるのも最低10分はかかる私であるが、今回は食を楽しむ事より時間を優先せねばならないので、最速の4分で食べきる!!そして無事、また同じシートへ着席完了。越後湯沢駅出発進行!隣の大沢駅までは、まったく雨降っていなかったが、そこから急に強く降り出す。途中で車内放送が入り、小出→長岡間の運転見合わせは解除になったが、大雨の影響により徐行運転をしている旨のお知らせがある。そばを食べ食欲が満たされたせいか小出駅あたりから寝てしまう。ふと目覚めると、乗り換え予定の越後川口駅の1コ新潟よりの小千谷駅発車。しまった!寝過ごした!!が、次の越後滝谷駅で下車した所で折り返しの列車がある訳でもないし、雨も強いし、とりあえずは次の駅員のいる宮内駅あたりまで行きそこで折り返しの列車に乗車出来れば、時刻表上では間に合うな、などと対策を練り、20km/hくらいでゆっくり徐行して走る車内からボーっと車窓を眺める。(この失敗は次回から、携帯のタイマーをセットしてから寝るという超キホン的な行動をするキッカケとして生かされてくる)宮内駅で下車し、駅員に運行情報を確認すると、時刻表ではこの駅でやってくる折り返しの列車(12:38)に乗れば越後川口駅で乗り換え予定であった飯山線接続列車(13:01)に乗れるはずなのだが、「本日徐行運転によりそれは不可能です」と言われる。ハァ(・▽・;)ゆっくりと長岡発越後湯沢行きの列車が入線してくる。それに乗車し、焦る気持ちをよそに列車はしっかり徐行運転で越後川口駅へ向かう。



やっと辿り着いた越後川口駅               駅前面を流れる魚野川水位上昇中        1両のディーゼル列車で十日町へ向かう

 越後川口駅到着13:12。飯山線、越後川口→十日町間は10本/日くらいしか運行のないローカルな区間なので乗車予定の13:01分を乗り逃すと1時間以上待たねば成らないし、その後の乗り換えも接続が悪くなり目的地の松本駅に着く時間に大きな開きが出るので、この列車の到着を待ってくれてからの発車なんて事してくれるかなと淡い期待をしていたが、飯山線のホームにその列車の姿は無かった。1993年放送のドラマ「高校教師」のロケ地となったこの駅のホームなどをゆっくり見学したりしながら、次の飯山線の列車を待つ。越後川口駅発14:16分のディーゼル列車に乗り、次の乗り換え駅、十日町を目指す。単両の列車、ローカル線なのでそれはしょうがないと思うが以外と新しい車両で、ディーゼルエンジンの音がやかましい割には乗り心地は良し。



  内ヶ巻駅より十日町駅方面を望む       秘境駅内ヶ巻駅舎 飯山線にはこのタイプが多い     ホームより越後川口駅方面
 

 秘境駅内ヶ巻を通過し、十日町到着14:43。ここでも次の長野行きの列車まで1時間半の待ち時間があるので、駅前を散歩して時間調整をする。この駅は「ほくほく線」の主要駅であり、山間地のローカルな駅には似合わない、立派な高架ホームが見えた。駅前のスーパーでビールを発見してしまい、寿司をつまみに昼間から飲んでしまった。出発の時間16:10が近づいてきたので駅へ戻ってみると高校生で混雑している。床に座っているし。よくも不潔な床にベッタリ座れるものだと関心する。窮屈な車内で、立ったまま列車は進む。飯山線は千曲川沿いに蛇行しながらゆっくり50km/hくらいで進んでいく。津南駅で生徒はほとんど下車し、ゆったりとした車内も相まって、ここから先はとても気持ちよく乗車でき、お気に入りの路線となった。


 
   以前訪れた際に撮影した秘境駅、足滝             そして、再訪してみた            やはり夜の印象が強く残る駅であった 

 途中、飯山線ではランク上位の足滝駅を通過。以前この駅を車で見学に訪れた時は、日もほとんど落ちた4月の夕方、闇の中にオレンジ色のナトリウム灯でぼんやりと浮かぶホームへ、2両の列車が車内灯の光りを漏らしながら滑り込む光景を、千曲川対岸から目撃した。まるで、宮崎アニメ「トトロ」や「千と千尋の神隠し」の中のシーンのような感じで、その雰囲気がとても気に入った駅である。車ではたどり着けず、駅直下の10軒程度の部落から細く急な坂道を数分上がった所に有る。今回、乗降客は女子高生が1人下車しただけであった。



 
立派な戸狩野沢温泉駅舎             下り線ホームで待機していた車両がバック       再度上り線へ進入してきて合体

 戸狩野沢温泉駅で増結作業の為30分停車。2両から3両編成になり長野駅へ。飯山駅付近では、北陸新幹線の建設中の高架橋が現れだした。長野駅に近づくにつれ並行する新幹線高架橋は、地方都市にいながら画一的な日本の姿を感じざるを得なかった。



  
善光寺で有名な長野駅                ここからは長野塗装の車両で松本へ          姨捨駅からの夜景 

 長野駅19:05到着。一段高い位置にある新幹線のホームを眺めながら篠ノ井線松本行き19:50に乗車する。長野→松本間は中都市間なので、6両編成程度の電車で運行している。篠ノ井線はスイッチバックや日本三大車窓など、なかなか萌える路線ではあるが、夜になってしまってはその楽しさも半減。姨捨駅では、ワイドビューしなのの対向をやり過ごす為、スイッチバック引き込みホームへ停車する。そこから見える夜景は美しかった。ちなみに、駅長おすすめびゅーポイントなる場所も存在した。前回の土日きっぷで「ワイドビューしなの」の時は通過してしまったので、新しい発見であった。



  目的地、松本駅到着

夜の松本駅に到着したのが21:06分。改築中のこの駅は新しい駅であった。松本IC近くの居酒屋で軽く夕食がてらビールを飲み、ネットカフェに入り、シャワーを浴びて明日の旅に備えて睡眠・・・・



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