九州特急フリーきっぷ(3日間)を使いJR九州攻略


9月20日(土)

博多→陸前前原→唐津→西唐津→伊万里→山本→佐賀→長崎→喜々津→長崎→佐世保→鳥栖→新八代→鹿児島中央→南宮崎→油津



  巨大ターミナル駅博多といえど早朝の人影はまばら               JR、地下鉄との境界駅

 
今日から3日間、九州特急フリーきっぷをフルに使い目一杯九州を乗り潰す。初日が一番のハードスケジュール。ほぼ始発から最終まで乗り続ける。博多駅で地下鉄に乗り6:26出発。東京の地下鉄にも似たステンレス車両で筑前前原まで進む。JRとの境界駅、姪浜では乗り換えも無く筑前前原駅直通で7:05着。そこでJR九州の車両に乗り換え7:06発。唐津までの間は高校生で車内は結構混んでいる。早起きからくる眠気と心地よい車内の揺れでほとんど寝ていた。唐津駅着7:47。



  唐津駅着7:47。ここで一旦乗り換え7:55発                  西唐津行き列車からは高校生が大量降車

 唐津駅が近づくと高架となり電化の筑肥線、非電化の唐津線が平行に走り唐津駅へ入る。ここで唐津線の下り列車に乗り換え西唐津駅へ向かう。



        西唐津駅着7:58                                 筑肥線は山本→西相知駅間で唐津線をオーバークロスしていく
 
 唐津→西唐津駅は1駅なのですぐに到着。駅周辺を散策する。駅後方の留置線には沢山の電車が留置されており、ここから博多方面への輸送を支えている事が伺える。駅前には商店もなく寂しい駅前であった。20分弱の滞在で西唐津駅を後にし伊万里を目差し8:18発。
。筑肥線は唐津→山本駅間で一旦とぎれ山本駅から再度筑肥線となる。伊万里へ向かう車内、立ち客が出ない程度に結構混雑している。
伊万里までの道中、ボックスシートにて、対面に座ったおばさんがあまりにも不潔なため非常に不愉快になった記憶しかなかった。



     伊万里駅着9:13道路を挟み反対側に松浦鉄道の駅がある         全国の山本さん、うらやましいですo(*^^*)o
 
 伊万里駅にて筑肥線完乗。ここから長崎方面へ向かう場合は松浦鉄道を利用して有田へ出る方が早いのだが、今回は唐津線完乗の為一旦戻る事にした。伊万里駅前はコンビニなどがあり駅前広場、道路も整備されており綺麗な町であった。弁当屋「ほっともっと」の「230円のり弁特別フェア」が妙に印象に残った。伊万里駅発9:44で引き返す。唐津線南下の為、山本駅乗り換え。着10:24



  左が筑肥線、右は唐津線で本牟田部駅は唐津線しか停車出来ない        でその先で別れる。先程は左の線を進んで伊万里へ向かったのである

 1分の乗り換えで山本駅発10:25。数多くハードな乗り換えをこなしてきたが1分乗り換えは初めて。まあ、この駅なら30秒でも問題ないけど(^_^)山本駅を出発し佐賀方面へ向かうとしばらくは筑肥線、唐津線の併走区間。両線が別れる手前にある本牟田部駅は唐津線の側にしかホームがない。そこを通過してしばらく進むと唐津線の上を筑肥線が横切って伊万里方面へと向かう。分岐点までわざわざ別線を引いたのか、また平面交差でなく立体交差にしたのか・・・謎である(・▽・;)(・▽・;)


 
      なんとも微笑ましい駅名o(*^^*)o                          おうちの駅舎

 唐津線をのんびりと普通列車で佐賀へ向かって進む。



                                   「おタク」も喜ぶたくのB連発 (≧∇≦)

 久保田駅で長崎本線と合流し鍋島駅の間に仮設な駅を発見したが一瞬で通過して確認出来なかった。この時点では???である。

        

 SAGA佐賀駅到着11:24 ここから長崎まで白い特急「かもめ」)^o^(     スタイルも内装もとっても魅力的で楽しみにしていた「かもめ」到着\(^_^)/

 ここ佐賀駅から今回の切符の本領発揮。特急も乗り放題(≧∇≦)振り子式装置を備えコーナーを進む特急「かもめ」初乗車である(^_^)



  どっかの車メーカーのようなかもめロゴ                            ギャラリーかと思わせる列車のデッキ部

 
唐津線の気動車とは明らかに異なる加速でいっきに最高速130km/h!やはり高速走行は気持ちがよい。客室内と運転席は液晶ガラスで仕切られているだけなので展望が楽しめる。
そのガラスには不思議な仕掛けがある。停車すると急にガラスが曇り運転室が見えなくなる。 
そして、出発すると再度シースルーに。なんともハイテクであるo(*^^*)o



     デッキ客室入り口部分天井にはオシャレに主張する              全席本革張りのシートはグリーン車のみに留まらず自由席でも同じ
 
 機械的な性能もさる事ながら内装もとても素晴らしい。洒落たデッキ、本革張りのシート。客室内へ入ると革の香りがしてきて独特な雰囲気。滑るのでホールド性はともかく包み込むようなでかいシートは満足感を満たしてくれる。



      諫早湾が見えると堤防が・・・あれが裁判やってたやつか!?      長崎駅到着12:53 構内の店で豚まんを買ってみた(^_^)
  
 海岸沿いの急カーブでは思いっきり振り子を使い右に左に車体くねらせグングン進む。車窓的には下りなら左側が海が見えて確実に景色がよい。そうそう、この列車では「ジャパンレールパス」を携えた外国人の姿が目立った。



      お洒落で上品なかもめの旅はすぐに終わってしまった           喜々津駅到着13:25着13:28発車

 喜々津駅→浦上駅間には長崎本線の新、旧線が別れて走っている。特急は新線を通過する為、一旦、喜々津駅まで戻り、そこから旧線を通り再度長崎駅へ戻って来ようと思う。全線完乗への道は険しいo(*^^*)o長崎発13:01
上り「かもめ」が通過していった。



  喜々津駅からこの車両で長崎へ戻る                          なんと素晴らしいo(>▽<)o大村湾が一望できる

 喜々津駅で乗り換え長崎本線旧線を再度長崎駅へ向かって進む。するとすぐに右手車窓に海が広がる。旧線の為、海岸線ギリギリに通した為か、線形は左右にと地形に沿って進まなければならずスピードは上がらないが、何せその展望が美しい。これは是非乗らなくてはいけない路線である。



        かわいらしい本川内駅                            ホームの奥にはつかわれなくなったスイッチバックの痕跡が

 つい最近まで使われていたスイッチバックの駅、本川内を通過。現在では引き込み線は分断されてもう使われることは無い状態になっていた。



      再度長崎へと戻ってきた                             長崎駅終端部

 急勾配を下り長崎へと戻る。佐賀から乗車してきた「かもめ」はまだ同じ場所に停車している。さて、今度は佐世保へ向かい大村線経由の快速列車で向かう事とする。14:19発。と思ってホームでゆっくりしていると、発車まではあと数分あると思っていたのに佐世保行き発車のアナウンスが流れる。あわてて列車に乗り込む。

        

 よく見れば長与経由って書いてあるし!!勉強不足で分かりませんでした        乗車予定の快速がやってきてホッとする(*_*)
 
 何だか腑に落ちないので、時刻表を引っ張り出し調べてみる。すると乗車しているこの列車は先程折り返してきた長崎本線旧線を経由して佐世保へ向かう列車である。この4分後に乗車予定していた列車が長崎を発車するみたい。しまった(≧∇≦)この列車に乗っていたのでは今日のスケジュールに追っつかなくなる。(汗)深呼吸して考える。長崎駅の隣、浦上駅で下車すれば予定どーりの列車に乗れる事が判明。(簡単)と、同時に浦上駅到着。あわてて下車。後続の快速シーサイドライナーに無事乗車できた。慣れない土地だとこんなもんである。心の中では、こんな田舎で4分間各で列車走らせるなよブツブツ・・・(--,)なーんて八つ当たりをしていたりして(・▽・;)



  自称呼称「全方位LED警報機」発見                         大村線からも美しい大村湾を眺める事が出来る
 
 何とか予定の列車には乗れたものの混んでおり着席出来ない。長崎で間違えずに乗っていれば座れたかも、なんて後悔しつつ諫早駅での大量降車により何とか着席。大村線に入るとその美しい大村湾の眺めが心地よく寝入ってしまう。しっかし、西日が暑かった。



     ハウステンボスが見えてきた。懐かしい青春の日々・・・            飲んだ後のシメで佐世保市民はハンバーガーを食うらしい
 
 ハウステンボス、早岐駅と通過し列車は通過し佐世保駅へ到着16:00。昼飯食い忘れていたので駅弁買おうとしたが店が閉まっており買えず(悲)有名な佐世保バーガーもゲット成らず(*_*)
この時はすっかり忘れていたが佐世保駅はJR最西端の駅。この時点でJR最○端全て制覇。(厳しく言えば最東端の東根室駅は4回通過しただけだが)



        本日の特急2番手は「みどり」                            ここで特急「ハウステンボス」と合体(^_^)

 佐世保発16:08佐世保からは特急「みどり」を鳥栖まで乗車する。この特急は終点の博多に着くまでに他の特急と2回併結するという萌える特急である。まず早岐駅で特急「ハウステンボス」と合体。



     特急みどりの背後にハウステンボスが忍び寄る                 有田焼の有田へ到着する「みどり」内車内上部LED表示
 
 まず早岐駅で特急「ハウステンボス」と合体



  今度は、特急「かもめ」がハウステンボスに連結                          鳥栖駅に進入するリレーつばめ21号

 んで、肥前山口駅で、特急「かもめ」と合体。これで、特急「みどり」(4両)を先頭に「ハウステンボス」(4両)、「かもめ」(5両)のB編成の特急が1つになった(≧∇≦)総車両数13両!長編成の車両が進むのをその車内からカーブを曲がっている最中に見るのが好き。何百トンもの鉄の塊が1つになって動いているのである。これは男の性なのか。それとも単なる趣味なのか。謎である)^o^( その画を楽しむのは鳥栖駅までの僅か30分弱の間であった。鳥栖駅到着17:32



        指定席コンパートメント                           自由席はシンプルなシートながら座り心地は良い

 鳥栖駅で特急「リレーつばめ21号」に乗り換える。17:35発。青春18切符で九州巡りをしている際には何度も抜かされたその車両に初めて足を踏み入れる。多彩なシートアレンジが組み込まれたこの列車、JR九州の稼ぎ頭だけあってその雰囲気は今まで乗ったどの特急とも違う重厚な感じがする。



      新幹線「つばめ」に乗り込み新八代駅発18:53            つばめ21号は川内のみの停車。鹿児島中央駅へ到着19:32

 新八代駅着18:50。ここでシンカンセンに乗り換え。在来線特急と新幹線が同一のホームで乗り換えが出来る珍しい駅である。「つばめ」の車内は相変わらず落ち着いた雰囲気で乗客も少なく、ゆっくりとリラックスして移動する事が出来た。



  鹿児島中央駅から宮崎駅まではこの真っ赤な列車で移動            旧式なので車内設備もそれなりであった

 
今日の旅も終盤に近づいてきた。鹿児島中央駅にて芋焼酎と弁当を買い込み特急「きりしま」の到着を待つ。真っ赤な車両が入線してくる。乗車率は2割程度。車内放送を聞いていると喫煙車があるとの事。さっそく移動。今時普通座席の列車の車内で喫煙とはなんとも嬉しいo(*^^*)o



  弁当をつまみに芋焼酎をやるo(>▽<)oタマラン                    宮崎駅着22:07

 車内で酒を飲みつつタバコをふかす。至極の瞬間。いつの間にか寝てしまい気が付くと宮崎駅到着であった。



        宮崎駅発22:23                                 油津という地名、今回訪れるまで知らなかった
 
 さて本日最後の列車は日南線の宮崎発油津行き。体力も限界に近づいてきた。夜で景色が楽しめずつまんないがもうちょっとなのでガンバろう。日南線下りの最終列車、最終列車と言えば酔っぱらいがつきもの。この車内にも現れた。ワンマン運転も可能なこの車両では車内から運転士と仕切りが無く直に会話出来る為、走行中にもかかわらず、その酔っぱらいが運転士に絡んでいる。見ていて気分が悪く成ってきた。あんまり強そうなオヤジではなかったのでやっつけてしまおうかと考えていると車掌が現る。警察に引き渡すと言うとおっちゃんは大人しく下車していった。ちゃんちゃん



     やっと到着油津駅。23:49                            この部屋で一泊2100円。まったく問題無しでしょうo(>▽<)o
 
 そして列車は終点、油津駅に到着。明日も始発で出発ある。とっとと寝なければ。徒歩5分で宿に到着。宿の目の前には寿司屋の明かりが煌々と輝いている。あー出来ることなら寿司をつまみに一杯やりたいo(>▽<)oイカンいかん。明日も始発だ。ここはじっくり我慢せねば。大人の選択で宿へ入る。部屋を案内され入ってみると嬉しくて笑ってしまった。まるで田舎のおばあさんちにきたような雰囲気。戸棚の上エアコン置いてあるしそのコンセントはタコ配線。こりゃ参ったo(*^▽^*)o~♪
残りの芋焼酎を飲み干しスグに寝たのでした(^_^)




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