青春18きっぷを使い1泊2日で只見線、米坂線を巡る旅
今回の旅の目的は、只見線、仙山線、米坂線秘境駅見学と乗りつぶしの旅である。
8月17日(金)
家→渋川→高崎→越後湯沢→小出→会津若松→郡山→仙台
金曜の休みは確保してあったが、どこまで行こうか予定を決めあぐねていた。金、土曜の2日で回るか、それとも日曜も使い3日で回るか。3日間使えば岩泉線まで行ける。悩むが、日曜の夜に用事があるので今回は一泊二日で出かける事にした。決断したのは出発前夜である。
悲しいかな、いきなり3,410円の出費 越後湯沢駅到着!走り去る200系 このソバ屋、今年三回目
家を9時前に出発。渋川駅にて下車し上越線乗り換えの為1時間弱の待ち時間、暑い夏の日差しを眺めながらホームに佇む。構内を見学して時間をつぶす。そろそろ下り水上行きがやってくる。って時、ふとホームに掲示されている時刻表に目をやると、乗車予定の列車は備考欄に、「長岡行き接続」の表示がない。やな予感がする。早速、(株)交通新聞社発行の大型時刻表をめくりダイヤを確認。何と水上→越後中里の間が臨時列車になっている!駅員にも確認。今日は運休との事。しまった!やっちまった!!谷川越え出来ないo(>▽<)oスパなびで検索した結果を鵜呑みにしたのが失敗であった。なんせ急に組んだ予定なもんで時刻表でダイヤの確認しなかった。今晩のホテルすら、家を出る1分前に取るぐらいドタバタしての出発であったし。10:48分発の高崎発水上行きの乗車予定の列車がホームに滑り込んでくる。普段はまったりとしかアクセスしない脳みそが100%の集中力をもって一気にフル回転。時刻表をもの凄い勢いでめくり出す。
以下、状況判断アルゴリズムin my 脳みそ
旅を取りやめて帰る!?(なんて弱気な!)→だめだ、ホテル予約しちゃったし今度の旅チャンスはいつ来るか解らない。→目的を遂行するぞ!→只見線小出発13:17に乗るにはどうすれば良い?→@目の前に入線してきた下り列車で水上まで行き越後中里までタクシー?A後閑で下車しタクシーで上毛高原、新幹線で越後湯沢?B3分後に入線する高崎行き上りで高崎まで行きそこから新幹線で越後湯沢へ?→Bを選択→高崎から越後湯沢までの新幹線で越後中里発11:59発、越後湯沢12:11の普通列車に間に合うか?→大丈夫行ける!→上り10:52発普通に乗る!
以上の結果に至るまで1分弱。
多分、必死の形相だったと思う。実際は調べている間に下り列車は走り去ってしまったので、上り列車を選択したのは賭けだったのではあるが。とにかく、上り普通列車で高崎へ11:18着。高崎発11:24「とき361号」への乗り換え時間は6分しかない。改札を出で切符を買う時間は無いと判断し一気に新幹線改札へ。案内係のおねーちゃんに、事情を話し新幹線改札を通過、券売機まで同行してもらい高崎→越後湯沢までの乗車券・新幹線自由席特急券を購入。何とかギリギリ「とき361号」の乗車完了する(^_^)V
結果オーライだったが今回の選択は正解だった。「とき361号」は上毛高原駅は通過なのでAを選択したらそこで旅終了。@を選べば新幹線以上のタクシー代がかかる。いや〜俺って運がいいな〜)^o^( ・・・と、これにはとても悲しい後日談が・・・ 悲しすぎるので後ほど・・
あっちゅー間に越後湯沢駅到着11:50。新幹線ってホント速いわいo(*^^*)o丁度腹減ったので、天ぷらソバ食べて、越後湯沢12:11発に無事乗車して、予定の行路に乗った。ふう〜(・´ω`・;)
越後湯沢駅構内JR西所有サンダーバード 当初乗車予定だった列車を越後湯沢deゲット! JRで一番長い駅名17文字 もとい「特急はくたか」
旅の当初からのドタバタ疲れとランチ直後も相まってか、越後湯沢を出発後眠ってしまう。しかし、前回の旅の教訓を生かし下車時間マイナス10分で携帯の目覚ましタイマーをかけてからZZZ〜☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆
只見線、小出駅発13:17 会津若松行き 暑いせいか貫通扉が開いていた 初めて見た!!タブレット〜!!!!!
頃良いお昼寝から目覚めると小出到着。只見線では空いているであろうと思い余裕こいて只見線のホームへ向かうと下車した結構な数の客が同じ方向へ向かっている。ヤバイ、と思ったが時すでに遅し。乗車するとクロスシートはすでに満席。しょうがないので先頭のロングシートに陣取る。写真撮影を一通り終え改札の方を見ると駅員が肩に輪っかみたいなのをぶら下げてこちらのホームへ向かって来る。もしやと思い車両から飛び出しカメラを構える。ウオォォ〜、何とタブレットの受け渡しだo(>▽<)oこんな近所でこんな光景が見られるとは!!未だにこの閉塞方式を取っている路線がこんな近所にあるとは予想していなかっただけにとても嬉しかったo(*^^*)o
タブレット置き場は運転手右側 秘境駅柿の木 雰囲気はイマイチ 秘境駅ランキング上位の田子倉
列車は小出駅を出発。エアコン無し車両の為、扇風機が天井で回っている。乗客はみな窓を開けている。風を受けながら走るローカル線、これはこれで良い感じである。秘境駅の柿の木駅を過ぎたあたりから人家が無くなってくる。長いトンネルをぬけると、秘境駅ランク上位の田子倉へ停車。下車の誘惑に駆られるが次回にその楽しみを残す。このあたりから雨が降り出す。彼女連れの同業者と思われるにーちゃんとちょっと仲良くなり会話を交わす。
只見駅出発 雨上がりの美しい只見川と右に左に寄り添うようにゆっくり進む 会津川口駅列車交換待ち
只見駅を出発すると、いままでもそんなに速度出ていたわけではないが更に遅くなり、エンジンが唸りを上げるも歩くくらいの速度になる事も。雨上がりの只見川が、靄でとても美しい。只見川は、各所ダムで遮られて自然ならば急な流れであろう山間の河川にも関わらず、ゆったりとしたダム湖面が延々と続いている。そこから立ち上る靄と美しい緑が、幻想的な景色を映し出している。本当に綺麗だ。
典型的なローカル線なのは確実な風景 秘境駅早戸。すぐ横を国道が走っている 秘境駅郷戸 味が無い
2両で進むディーゼル列車。1日に全線通しで運転される列車は3往復。1本乗り逃すと・・・大変な事になる。会津盆地に入ったあたりで疲労により睡眠。全線乗車に4時間かかる只見線。先日の飯山線(6時間)に比べれば大した事ないが、途中ではしゃぎすぎてしまったせいか疲れた。
会津若松駅到着!古川兄弟いるかな(^_^) JRより豪華な会津鉄道の車両 ベコな磐越西線で郡山へGo(o^∇^o)ノ
雨上がりの会津若松駅に到着。駅前にチェーン系居酒屋などあり、なかなかなお街である。赤ベコキャラを前面に押し出した展開の地方戦略。おみやげ屋には、でかい赤ベコのぬいぐるみが売っている。ここから磐越西線で郡山へ向かう。新潟の新津から来ている磐越西線は、この駅で進行方向が逆になり東北本線へ接続する。
雨の郡山に到着 ヨシコシコ いつかは乗ってみたい寝台特急北斗星1号 今夜の宿泊地へ到着。今年は何度来た事か
猪苗代湖の辺で日が暮れてきて景色を楽しむ事が出来なくなる。会津若松→郡山は結構な大都市間にも関わらず短編成の列車の為、車内は結構な混雑で熱気ムンムンである。途中、秘境駅中山宿を通過したが、そのスイッチバックの遺跡をひと目見ることも出来なく、闇の磐越西線を東進していく。19:14郡山到着。あと2分早く到着していれば、夢の寝台特急カシオペアを見ることが出来た!?のだが残念。しかしその20分後に入線してきた北斗星は、しっかり撮影する事ができた。食堂車「グランシャリオ」の明かりがとても綺麗に輝いていた。最後尾に連結していた電源車の車両の中央に鎮座した発電機が異様で、その黒い機械の塊に恐怖すら感じた。途中福島駅で停車中にも、臨時列車の「北斗星81号」をみる事が出来た(^_^)移動途中なのに、初めての北斗星を2度も見られるなんてラッキーだった。でもそれ以外は何も楽しみの無い夜の東北本線をひたすら北上して、やっと仙台へ22:08到着、本日の旅はここで終了。
利休の特選牛タン1500円ナリ
時間も時間なので速攻で駅から徒歩10分のホテルへチェックイン。ラストオーダー間際の利休へ出向きアメリカ産の分厚い、それでいて柔らかくジューシーな牛タンを生ビールと共に頂く。至極の瞬間である。フゥ〜(^_^)V
次の日
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